山口組分裂抗争

任侠団体山口組の勢力範囲

4月末に発足した任侠団体山口組の参加団体が明らかになってきました。『週刊実話』2017年6月8日号には、参加団体の拠点地が掲載されています。参加団体の拠点地の分布から、任侠団体山口組の勢力範囲を推測できます。参加団体(2次団体)によって、組織規模…

偽装分裂~新団体は神戸山口組の別動隊という可能性について考えてみた

近年のヤクザ組織において、偽装破門の増加が指摘されています(*1)。ヤクザ組織の追放を意味する破門処分を偽装的に出すメリットとして、破門処分の元組員が「一般人」になれることがあります。実際元組員は、暴対法や暴排条例の「5年ルール」により、5年間…

静岡県勢の離脱話について

山口組分裂抗争に詳しい「慣れ果て (‏@narehateta)」が9月19日、「六代目山口組若頭補佐清水一家、同幹部國領屋一家、同舎弟一力一家、同若中良知組、の計4社。一昨日から離脱の話し合い(移籍で全当代合意済み)を行って居た所、勘付いた名古屋が得意の…

神戸山口組の西脇組と俠友会

神戸山口組若頭の寺岡修が率いる組織(2次団体)が俠友会です。俠友会は兵庫県淡路島の淡路市内にある本部事務所を拠点に活動しています(*1)。現在、俠友会の本部事務所は1次団体・神戸山口組の「総本部」としても使用されています。寺岡修のヤクザとしての…

特定抗争指定暴力団の指定を避けたい両山口組

抗争中の山口組と神戸山口組が共に恐れていることの1つに、警察当局による「特定抗争指定暴力団の指定」があります。 2014年に改正された暴対法第十五条によれば、指定暴力団(つまりヤクザ組織)同士による武力抗争が激化した場合、公安委員会が該当のヤク…

抗争激化の事態にもなりかねない騒動

昨日、山口組トップ司忍の一行が新神戸駅に降り立ち駅を出る際、「サインください」と神戸山口組の関係者から挑発される騒動がありました。山口組側からすれば、トップが直接狙われた訳で、面子が大いに潰された形です。 ヤクザ組織の力学上、山口組から何ら…

分裂後、神戸山口組に加入した組織

2015年8月27日に山口組が分裂しから、1年が過ぎました。脱退側で結成された神戸山口組の傘下組織(2次団体)は、当初13団体でした。しかし2016年8月時点で、24団体にまで増加しています(*1)。分裂以降も、11団体が加わったことから、新組織結成後勢いが衰え…

宮崎市での刺殺事件の背景にある対立構図

8月19日未明、宮崎県宮崎市にて山口組2次団体・石井一家(大分市)の傘下団体の元構成員が複数名により刃物で刺されるなどにより、殺害される事件が起きました。事件があった時間、複数の大きな怒声を、地域住民が聞いていました。現場近くに、山口組と敵対…

「慣れ果て ‏@narehateta」さんは一体何者か?

昨日発売の週刊現代では、とうとうと言うべきか、ヤクザ業界取材の第一人者・溝口敦さんによる神戸山口組の織田絆誠若頭代行のインタビュー記事が掲載されています。内容自体は、溝口さんが日刊ゲンダイで持たれている連載コーナーですでに発表されているも…

神戸山口組組長井上邦雄の兄弟分

昨年夏に起きた山口組分裂劇により誕生した神戸山口組は、分裂元の山口組から絶縁扱いをされたにも関わらず、ヤクザ社会内で「承認」された結果、存在感を保ち続けています。神戸山口組を「承認」した主な1次団体のヤクザ組織としては、酒梅組(大阪市)、会…

神戸山口組系の元組員射殺事件

15日16時40分頃、名古屋市中区のマンション一室で神戸山口組系組員(64)が射殺される事件が起きました。現場から車で逃げる男2名が目撃されており、愛知県警は行方を追っています。2人組の男は被害者がいたマンション宅の玄関ドアから入り、被害者を射殺し…

司忍ボディガード逮捕 弘道会ヒットマン部隊の実情を探ることが目的か

6月26日の時事通信によれば、司忍のボディガードを長年務める原田茂夫(弘道会)が、暴力団の構成員であることを隠し預金口座を開設した詐欺の疑いで26日までに逮捕されました。記事では、本名の後藤茂夫となっています。警察当局の目的は、当然詐欺による逮…

山口組分裂抗争は長期戦の様相を呈し始めた

山口組分裂を巡る抗争が表面上、山口組と神戸山口組の両団体により鎮静化の傾向にあります。5月31日神戸山口組2次団体・池田組若頭が射殺され、6月5日実行犯を名乗る山口組2次団体・弘道会の傘下組員が捜査本部の岡山南警察署に出頭してから、日数が経ちまし…

髙山組組員出頭から透けて見えてくるもの

5月31日岡山市で起きた神戸山口組2次団体・池田組若頭射殺事件の実行犯として、山口組2次団体・弘道会の傘下組員が6月5日、捜査本部の岡山南警察署に出頭しました。5月26、27日開催の伊勢志摩サミットを控えて、山口組と神戸山口組はともに抗争事件となる暴…

神戸山口組の動向が注目される

衝撃的なニュースがヤクザ社会に走りました。5月31日午前9時50分頃、岡山県岡山市南区のマンション駐車場で、神戸山口組2次団体・池田組の若頭を務める男性が2発の銃弾を身体に受け、死亡しました。犯人はバイクで走り去り、現在も捕まっておりません。岡山…

光生会、伊豆組に移籍

数ヵ月前の話になりますが、九州の山口組で大きな出来事がありました。福岡市を拠点にする2次団体・光生会が同じ福岡市に拠点を持つ2次団体・伊豆組に移籍することになったのです。光生会は伊豆組の傘下団体になる為、山口組の3次団体に降格となります。光生…

宅見組トップの入江禎が水面下で動いてる模様

会員制月刊誌『選択』5月号によると、神戸山口組の副組長で、神戸山口組の有力2次団体・宅見組を率いる入江禎が水面下で他団体と交渉を行っているという話があるそうです。最近の入江禎の動向を警察当局もつかめていない模様です。分裂後、山口組在籍時の地…

新団体発足の動きがとまっている?

アンダーグラウンド系ニュースサイトR-ZONEに「菱のカーテンの向こう側52 関東に「親・神戸山口組」系の新たな団体が誕生する!?」(4月24日)という記事が配信されてから、1週間が経ちました。記事内容をまとめると、近々関東でヤクザ組織の新団体が発足され…

噂される「関東の新団体?」について考えてみました

アンダーグラウンド系ニュースサイトR-ZONEで本日、興味深い記事が配信されました。R-ZONEは山口組分裂を巡る動きや抗争について、現在どこよりも速く、そして分析的な記事を提供しているメディアです。 「菱のカーテンの向こう側52 関東に「親・神戸山口組…

なぜ織田絆誠はスマートフォンを握りしめて歩くのか

週刊誌の写真に写る神戸山口組の若頭代行・織田絆誠はいつもスマートフォンを片手に握りしめています。織田絆誠の撮られる写真は、事務所入りなど移動時の場面が多いです。通常スマートフォンは歩く時、ポケットやカバンの中に収められます。しかし、移動時…

國粹会トップが山口組組長代行に就任するという噂について考えてみる

本日行われた山口組定例会において、昨日より噂になっていた司忍組長引退や新人事体制の発表はなかった模様です。とはいえ発表内容を外に漏らすことを固く禁じたので、現時点で情報がマスコミや関係者に伝わっていないだけで、山口組内部では新しい動きが進…

攻撃方法の違い

山口組と神戸山口組の抗争事件が頻発しています。しかし山口組側と神戸山口組側の被害状況を比較すると、攻撃方法の違いが浮き彫りになります。表面化された抗争事件だけに限りますが、神戸山口組側は銃撃被害が複数あります。2月23日神戸山口組2次団体・正…

山口組側の切り崩しのキーマン

山口組と神戸山口組の対立が熱を帯びてきています。2月15日東京・歌舞伎町にて両勢力の小競り合い、23日神戸山口組2次団体・正木組事務所への発砲、27日神奈川県厚木市の山口組3次団体事務所へのトラック特攻、同日埼玉県八潮市にある神戸山口組3次団体組長…

山口組と神戸山口組の対立は本格的抗争へ

2月23日午前、福井県敦賀市にある神戸山口組2次団体の正木組本部事務所が5発の銃撃を受ける事件が起きました。死傷者は出ませんでしたが、組事務所の窓ガラス等が割れました。銃撃したのは山口組2次団体中西組の組員で、福井県警に現行犯逮捕されています。 …

司忍のボディーガード

*以下の記事は、1月31日に書いていますので、その時点での情報を用いています 山口組のトップ司忍の姿が実話誌をはじめとしたマスコミに撮られる場面は限られています。神戸市にある山口組総本部に月1回(通常毎月5日)開かれる定例会に参加する為、司忍は…

山口組トップが「足を運ぶ」という意味の大きさ

先週発売の週刊実話2016年1月7・14日号に、「司六代目が緊急上京!極秘に行われた稲川会清田会長との「会食」」という題の記事が掲載されました。ヤクザ組織のニュースを得意とする実話系週刊誌として現在、週刊大衆(双葉社)、週刊アサヒ芸能(徳間書店)…

神戸山口組に移籍した2次団体

8月下旬に起きた分裂騒動により、山口組は山口組(六代目山口組)と神戸山口組の2つの組織に分かれました。騒動から3カ月半を過ぎて、両組織間の勢力均衡に変化が生じています。山口組側から神戸山口組側に移籍する2次団体が相次いでいるのです。分裂騒動後…

山口組分裂騒動を巡る他団体の動向

8月末に起きた山口組分裂騒動後、山口組とその「親戚関係」にある他団体が結ぶ関係に変化が生じています。脱退した神戸山口組を支持、また好意を持つ団体が出てきているのです。分裂騒動前に、山口組が同盟関係を結んでいたヤクザ組織は11団体(都道府県公安…

織田絆誠とツイッター組長

ヤクザ業界及び関連する実話誌で現在注目を浴びている人物の1人として、神戸山口組の若頭代行を務める織田絆誠がいます。8月末に起きた山口組分裂騒動後、神戸山口組の中核組織・山健組の傘下組織がある各地を織田絆誠自ら回っています。傘下組織の組員に直…

神戸山口組の活発化、予断を許さない展開に

日本最大のヤクザ組織である山口組から脱退した団体で結成された神戸山口組の動きが活発化しています。ヤクザ社会で重要視される親分子分の関係を神戸山口組側から解消した形で、山口組は分裂に至りました。親分子分の関係は垂直的特徴を持ち、子分は親分に…

広域団体としての弘道会

分裂騒動という衝撃が走った山口組で現在、主要2次団体として大きな影響力を及ぼしているのが弘道会です。1次団体・山口組組長の司忍、ナンバー2の役職である若頭の髙山清司、両名の出身母体です。警察庁の「平成26年の暴力団情勢」によれば、2014年時点で山…

住吉会内の相反する動き

9月26日、山口組総本部を住吉会の関功会長ら10数人が訪れました。山口組離脱グループによって結成された新団体・神戸山口組ではなく山口組を住吉会は支持したことを住吉会幹部らの訪問は意味しています。一方、住吉会の中核2次団体である幸平一家の加藤英幸…

神戸山口組の概要

日本最大のヤクザ組織である山口組を離脱したグループが9月初旬、新組織・神戸山口組を立ち上げました。山口組内において最多の組織人数を抱えていた山健組を筆頭に、離脱した山口組2次団体計13の組織によって主に構成されています。神戸山口組の体面的な特…

幸平一家の新団体加入の動きは薄まったか

9月5日神戸にて、山口組を離脱したグループで結成された新団体の初の定例会が開かれました。山健組の傘下組織の内部昇格もあり、計14団体が新団体を構成することになりました。内部昇格組織を除いた13団体は、山口組より先日絶縁・破門処分が下された13団体…

幸平一家は果たして新団体に加入するのか

8月下旬、突如表面化した日本最大のヤクザ組織山口組の分裂劇は日本の裏社会に衝撃を走らせました。離脱派は山口組内で最大勢力を誇る2次団体・山健組や有力2次団体・宅見組をはじめとした10超のヤクザ組織で構成されています。離脱派は新団体を結成する予定…

山口組分裂の背景

8月下旬、日本最大のヤクザ組織である山口組が分裂する事態に至りました。警察庁の「平成26年の暴力団情勢」によれば、山口組は構成員1万300人、準構成員1万3100人、計2万3400人の組員を抱えています。ヤクザ人口の43.7%を占める大組織です。山口組は1915年…