日替わりオフィス弁当

 勤め人の昼食は基本的に2択です。外食か弁当(自分で作る弁当)です。外食の長所は「家事労働の減少化」、つまり「お弁当を作る時間・手間」が省けることです。一定水準以上の質・味が担保されている為、満足度も高くなります。加えて、職場の立地環境に左右される側面はありますが、昼食の店を選べる自由度を手にできます。短所は高い出費を迫られることです。日々積み重なる性格の為、月単位で見ると、看過できない数字になります。一方、弁当の長所は昼食代を抑えられることです。外部の力を借りずに、自分(家族の誰か)が作るので、お金は浮きます。短所は質・味が落ちることです。調理時間が経っていますので、当然冷たく、質は低下します。冷たさは味にも大いに影響します。好きな物を入れられることが、弁当を作る楽しさとしてあります。でも調理の腕次第で、楽しみの幅が決まってしまいます。調理時間が長く掛かってしまう人は、朝の短時間に、弁当に凝ったおかずを沢山用意することはできません。

 隠れた昼食の存在として「日替わりオフィス弁当」があります。一定人数分の日替わり弁当を職場まで配送してくれるサービスです。形態は弁当ですが、「外食」の要素を取り込んでいます。工場で大量に作られる為、自分で作らずに済みます。使用済みの容器は業者に持ち帰られます。弁当屋に買いに行く場合に比べて、良い所として「時間の省略化」があります。外に買いに行く手間がないです。悪い所は、選択権がないことです。日替わり弁当である以上、自分の好みを優先したり、苦手な物を排除できません。負の要素を緩和する工夫も見られます。日替わりオフィス弁当業者によっては、1つのおかずを主要にするのではなく、複数のおかずを少量据える形をとっています。魚の小さな切り身、少量の牛肉炒め、小さな揚げ物、煮物などという内容です。魚を嫌う人でも、食べられる弁当になっています。多品種おかずの供給を可能とさせているのは工場生産です。規模のメリットを活かして、「多品種のおかず」という付加価値を生み出しています。