深夜の性的サービス提供店は違法です(デリヘルを除き)

 風営法十三条により、都道府県の条例に特別の定めを除き、風俗営業者は午前0時~6時までの営業を禁止されています。風営法の「風俗営業者」とは、合法的な性的サービス店、キャバクラやホストクラブなどの接待型飲食店など幅広く指します。性的サービス業の性格上、深夜の時間帯にも営業したい所ですが、法律上許されていないのです。しかし無店舗型風俗の代表格であるデリバリーヘルス(デリヘル)は、例外的に、24時間営業が認められています(*1)。店舗型風俗と異なり、外見的に目立たないことが背景にあると思われます。

 深夜の時間帯に性欲を抱える男性客を狙うのは、デリヘルだけではありません。違法領域の性的サービス店が深夜の繁華街では展開されています。大阪・キタの兎我野町の一角では、午前1時過ぎから路上売春婦(いわゆる「立ちんぼ」)が現れ、通り過ぎる男性を誘ってきます(*2)。また徳島市の風俗街・鷹匠町や栄町では、違法サービスである「本サロ」(本番行為のできるサロン)が午前3時まで、ちょいの間は明け方近くまでサービスを提供しています(*3)。違法領域の性的サービス店にとって、ライバルである合法店が営業できない深夜帯は、稼ぎ放題なのです。

 もちろん違法行為のサービスゆえに、客として利用することは、当読者はやめて頂きたいものです。合法店で安心して遊んで、終電までに電車で帰りましょう。

<引用・参考文献>

*1 『フーゾク資本論 なぜセックスは「巨万の富」を生むのか?』(岩永文夫、2015年、文庫ぎんが堂), p48

*2『週刊実話』2016年4月14日号「スキンレス春川が往く! 風俗裏街道」, p137

*3 『週刊実話』2016年8月25・9月1日号「スキンレス春川が往く! 風俗裏街道」, p119