関東博徒系ヤクザ組織の2次団体名

 

 関東博徒系ヤクザ組織の稲川会、松葉会、双愛会の2次団体名の末尾には、「一家」が付くことが多いです。双愛会は、2次団体全てが「一家」と名乗っています(谷戸一家、畔田吉清一家、上金一家、吉田一家、寺島一家、高寅一家)(*1)。稲川会は坂本組や佐野組など「組」を付ける2次団体もありますが、多くが「一家」を採用しています。松葉会も同様です。末尾に「会」を付ける2次団体は現在、見当たりません。1次団体名に「会」が付いている為、「会」が連続しないようにしていると考えられます。

 

 稲川会の加入組織で、「会」から「一家」に改称した例があります。1989年青森梅家連合会は「梅家一家」、1991年寄居田中宗家連合真会は「紘龍一家」と改称しました(*2)。1994年1次団体・交和会が加入した際、「興和一家」に改称しました(*3)。1989年奥州梅家連合会昌志会の加入時、「奥州梅家一家吉田連合会」と改称し、末尾に「会」が残った例もありました(*2)。

 

 住吉会は親和会、丸唐会、花田会など末尾に「会」が付く組織名を持つ2次団体があります。住吉会の連合型の組織風土が影響していると考えられます。

 

<引用・参考文献>

*1 『実話時代』2016年8月号, p16

*2 『洋泉社MOOK・勃発!関東ヤクザ戦争』, p149-150

*3 『洋泉社MOOK・勃発!関東ヤクザ戦争』(有限会社創雄社『実話時代』田中博昭編、2002年、洋泉社), p39