外若

 

 ヤクザ組織に外若(そとわか)という者がいました(*1)。「外の若い者」という意味合いから来ていると考えられ、外若は組織の会議に出ず、上納金を払いませんでした(*1)。外若はいわゆる「準構成員」の部類に入ると考えられます。広島のヤクザ組織がよく用いていた言葉です(*1)。

 

 外若は、1992年施行された暴対法(「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律」)が背景にあると考えられます(*2)。暴対法以前から外若が存在していた可能性もありますが、暴対法によりヤクザ組織の構成員は刑事罰が重くなりました(*2)。組織活動に制限が加えられたヤクザ組織は「構成員以外」の仲間を作ることを余儀なくされたと考えられます。

 

<引用・参考文献>

*1 『ヤクザ1000人に会いました!』(鈴木智彦、2012年、宝島SUGOI文庫), p259

*2 『現代ヤクザ大事典』(実話時代編集部編、2007年、洋泉社), p158