トカレフとマカロフ

 

 日本の裏社会で流通した自動拳銃として、主にトカレフとマカロフが有名でした(*1)。両方、旧ソ連(現在のロシア)で発明され、旧ソ連軍で用いられた銃でした(*1)。後にトカレフは中国でライセンス生産されました(*1)。

 

 日本で流通したトカレフは、主に中国製でした(*1) (*2)。しかし中国製トカレフの命中精度は低かったです(*2)。加えてトカレフは「ロシア規格の弾」のみ対応していた為(*1)、つまり他拳銃の弾を使えなかった為、トカレフの利便性は悪かったです。裏社会におけるトカレフの価格帯は20~30万円でした(*2)。上海、香港、台湾における裏社会の組織が主に、中国製トカレフを日本に密輸していたとされています(*3)。

 

 トカレフに比し、マカロフの品質は良いと評判で、マカロフの価格帯は50万円以上でした(*2)。裏社会においても商品の品質によって、価格帯が異なってくることが分かります。マカロフは中国軍で正式に採用された拳銃でした(*4)。

 

<引用・参考文献>

*1 『塀の中の元極道 YouTuberが明かす ヤクザの裏知識』(懲役太郎、2020年、宝島社), p27-29

*2 『裏社会 噂の真相』(中野ジロー、2012年、彩図社), p193

*3 『裏経済パクリの手口99』(日名子暁、1995年、かんき出版), p129

*4 『歌舞伎町・ヤバさの真相』(溝口敦、2012年、文春新書), p236